ひとつの空間にいくつもの表情を。

空間に必要な光は、ひとつとは限りません。
例えばオフィスでは、デスクワーク、ディスカッション、プレゼンテーションなど異なる営みが共存し、それぞれに適した光があります。
こうしたニーズを叶えるひとつの手法が「タスク&アンビエント照明」です。
従来のタスク&アンビエント照明といえば、オフィスの煌々とした全般照明方式に変わる、省エネ効果の高い照明手法としてのみ考えられてきましたが、
タスク(task:作業)とアンビエント(ambient:周囲)の2つの光を多様に組み合わせていけば、
空間の演出や居心地、効率、柔軟性などあらゆる効果を高める多様なシーンに応用することができます。
最近のオフィスで広がっている ABW(Activity Based Working)という働き方とも親和性が高く、オフィスの様々な場面で有効に活用することが可能です。

Task & Ambient 提案一覧

既存利用プラン タスク照明の導入

従来型全般照明
タスク&アンビエント照明
  • POINT

    タスク&アビエントの基本

    室内全体に規則正しく照明器具を配置して均一な明るさをとる「全般照明」に対し、「タスク照明」 は作業に必要な手元のみを照らします。
    タスク&アンビエント照明方式の基本は、タスク(task:作業)とアンビエント(ambient:周囲)2つの照明設備を用意し、作業面の明るさを十分に確保しながらベース照明の照度レベルを低く設定することで無駄なく快適な視環境を実現することです(上画像右)。

  • POINT

    リニューアルでカンタン導入。年間約40%削減可能。

    現代オフィスの主体となるPC作業では室内全体の照度を400Lx程度にしても、支障なく作業を行えます。天井照明を半分に削減し、必要時にタスクライトを併用する事で作業エリアの照度を確保しながら約40%の消費電力を削減可能です。また、タスクライトを個別にON/OFFすることでさらなる省エネと、発熱量の減少による空調の負荷軽減も期待できます。

    従来型全般照明の場合

    タスク&アンビエント照明の場合

    照明を1日10時間×240日間(1年間)点灯した場合

    天井照明とアンビエント照明の10年間のランニングコスト比較

  • POINT

    優れた光と操作性「Z-LIGHT」。

    60年の歴史を誇るタスク照明「Z-LIGHT」は、時代とともに進化し続けてきました。影をつくらない光であったり、スムーズな調光・調色を可能にする技術は長年のノウハウにより生み出されています。またその卓越した操作性は、デスクの上で的確な位置にセードを動かすことができます。様々な用途で的確な光を必要とするオフィスのタスク&アンビエントでは、Z-LIGHTの光が欠かせない存在となります。空間やデスクの雰囲気に合わせて豊富なラインナップからお選びいただけます。

スタンダードプラン アンビエント照明の導入

従来型全般照明
タスク&アンビエント照明
  • POINT

    より明るく、より省エネ。

    タスクライトに加えて、天井に吊り下げるタイプのアンビエント照明を導入することで、より効率的なタスク&アンビエントが可能です。
    通常、天井照明は下向きの光のため天井面が暗くなることが多いですが(上画像左)、吊下げ照明は天井面や壁面にも光を当てることができ、その間接光が広がることで空間の「明るさ感」を高めることができます。
    人の明るさの認識は目に入る輝度によって左右されます。床や家具を照らすより、白の天井を照らすほうが少ないエネルギーで明るさ感を高めることができ、年間では約60%の省エネ運用が見込めます。

    従来型全般照明の場合

    タスク&アンビエント照明の場合

  • POINT

    豊富なラインナップ。

    山田照明はZ-LIGHTの歴史と共に、オフィスのタスク&アンビエントを長年推進してきました。2017年からは「MINIMAL DESIGN for Ambient」というコンセプトを打ち出し、アンビエント照明のデザイン・機能性に磨きをかけた豊富なラインナップが揃っています。

応用プラン 多様なシーンをつくる

  • POINT

    1台で2役担うタスク&アンビエント

    省エネを超えたこれからのタスク&アンビエントは、光を使い分けることで、働き方に合わせたオフィスの多様な表情をつくり出すことが可能です。タスク照明とアンビエント照明が別々の器具で運用されてきた時代から、LEDの照明技術が進化していく中で1台の器具に複数の光が組み込まれ、それらを切り替える時代となっています。これは、無線制御の技術やオリジナルのLED基板を用いた緻密な回路設計によって可能となりました。
    そしてルートロンやEcowineなどの制御機器と合わせれば、ひとつの空間でも様々な光のシーンを設定できたり、サーカディアンのような調光・調色の運用を行ったりなど、お客様のご要望に合った、より一層使い勝手の良いオフィス空間を構築することができます。

    Refit
    ダクト取付可能なテクニカルペンダント

    ダクトレールに取付可能な簡易性を持ちながらも、オフィス使用を想定した明るさが確保できるペンダント照明です。これ1台で上下の配光を切り替えることができるので、デスクライトのようにパーソナルな感覚で、1台から導入できる最小単位のタスク&アンビエントです。

    Bladeline Finch
    6種類の光を連結可能なペンダント

    オフィスの多様なアクティビティに合わせて、配光や照らし方を選ぶことができる連結ペンダント照明です。天井や壁を照らしたり、スポット光を落としたり、合計6種のタスク&アンビエント光を選ぶことができます。ひと続きの空間もご要望に合わせたオリジナルな雰囲気をつくることができます。

    Stick!
    1本で4役担うスタンドライト

    真上を照らす光、離れた天井を狙う斜めのアッパーライト、テーブルを照らすスポット、フットライト…ひとつのスタンドの中に4種類の光がセットされています。これ1台で間接照明の部屋になったり、寝る前の読書灯になったり、気分や時間のオンとオフを演出できます。

    Z-Ref
    反射で照らす新しい発想のデスクライト

    反射板を使ってデスクの隅から手元へ光を飛ばす画期的なデスクライトです。限られたデスクの面積を有効に活用できる設計であると同時に、空間を照らすアッパー照明も備えています。例えば、勉強中にテーブルだけを照らす機能的な光だけでなく、壁や天井が照らされることで居心地の良さを感じるデスクライトとしてデザインされています。

    Miro
    空間を照らす円盤型デスクライト

    薄い円盤状のスタイリッシュなフォルムで、2種類の光を備えたデスクライトです。一般的にデスクライトが照らす手元の光とは別に、円盤上部がリング状に光ることで空間全体を照らします。このフォルムや光のイメージにより、デスク上だけでなく、例えばホテルの客室などで点灯すれば、これ1台でベッド周りに居心地の良い空間を作り出すことができます。