配光データガイド
配光曲線図
このデータは、照明器具の光の広がり方向と、その強さ(cd/1000lm)の関係を、
イラストで表したA-A' B-B'をそれぞれ結ぶ2つの断面においてグラフ化したものです
照明器具からの光の広がり方向及び強さが、どの断面においても同一の場合は、実線のみで表しています。
照明器具からの光の広がり方向及び強さが、2つの断面で異なる場合は、A-A'断面を実線、B-B'断面を破線で表しています。
逐点法の計算
逐点法とは、ある任意の1点の水平面照度を算出する方法で、上記の配光曲線を用いて計算します。
- (逐点法の計算例)
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上記の配光曲線(DH-3880高圧ナトリウムランプ50W)を用いてP点の水平面照度Ehを求めてみます。
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1. P点方向の鉛直角θを求めます。
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2. θ方向の光度Iθを求めます。
配光曲線より、θ=20度方向の光度は113cd(ランプ光束1000lm当り)高圧ナトリウムランプ50Wのランプ光束は1900lmですから、
となります。
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3. 上記の計算にあてはめて、水平面照度を計算します。
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照明率データ
このデータは、光束法による照度計算を行うときに使用する照明率を示したもので、室内各部の反射率や室指数によって変化する値を換算表にしたものです。
光束法による平均照度の計算
光束法とは、全般照明の計画に、平均水平面照度を求めるための最も一般的な計算法で、上記の照明率表を用いて計算します。
この照明率(U)は室指数(Rr)と室内の反射率の関係から求められます。
- E:平均照度(ℓχ)
- F:ランプ1個当たりの光束(ℓm)
- A:被照明の面積(㎡)
- N:ランプ個数
- U:照明率 M:保守率
- W:間口(m)
- L:奥行(m)
- H:光源から作業面までの高さ(m)
- (光束法の計算例)
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間口10m、奥行10m、天井高2.8mの空間に上記の照明率をもつ器具(DH-3380 高圧ナトリウムランプ50W)を16台取付けたときの机上面(床面より0.8m)の平均照度を求めてみます。(但し、室内の反射率、天井80%、壁50%、床10%)
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1. 室指数(Rr)を求めて、照明率(U)を導き出します。
従って、上記の照明率表より照明率(U)=0.36が、求められます。
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2. 左記の計算式にあてはめて、平均照度(E)を計算します。
初期照度は、保守率(M)を1.0にすることで求められます。
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水平面照度分布図
このデータは、照明器具の光の広がり方向と、照度(lx)の関係を、イラストで表したA-A'、B-B'をそれぞれ結ぶ2つの断面においてグラフ化したものです。
縦軸を光源高とし、横軸に水平距離をとることにより、任意の光源高における直射水平面照度を容易に求めることができます。
直射水平面照度
照明器具からの光の広がり方向および照度がどの断面においても同一の場合は、実線のみで表しています。
照明器具からの光の広がり方向および照度が2つの断面で異なる場合は、左半分をA-A'断面とし実線で、右半分をB-B'断面とし破線で表しています。
水平面照度
スポットライトや、これに類する照明器具の光の広がりと照度(lx)の関係を示すデータです。図の中の角度と光の広がりは1/2ビーム角を表しています。
鉛直面(壁面)照度分布図
このデータは、ウォールウォッシャ使用時の壁面における照度分布を表しています。
器具の取付位置・取付間隔が異なる2通りの連続配灯データを示しています。